2014年10月16日
サバゲテクニック考~その3~
☆練習と本番は近い環境・条件で。☆
運動学習って概念があるんだ。
「どんな概念なんだ?」
心理学、生体工学,体育学などのいくつもの分野で、それぞれの視点から並行して研究され続けてるものなんだけど、意識的に運動をコントロールしながら反復することで、最終的に意識的なコントロールを介さずに運動を制御できるようになるってこと。
「要は何度も練習すれば上手くなるってことか?学者ってのは一見分かり切ったような事柄に対してもたいそうな名前を付けてそれを論じたくなるものなんだろうな。」
まぁこの研究の意義は、そのメカニズムを解明することでより効率のいい運動学習効果が得られるような工夫ができるのではないか?ってとこなんだよ。
「…。人それぞれなんじゃないか?」
ま、運動学習についてはなんかの機会に詳しくまとめよう。実際に練習をする場面で、知っておいて損はないよ。でね、何が言いたいかというと、やっぱり安定した射撃姿勢は実戦と近い条件で何度も反復練習をしなくては身に付かないってこと。
「まぁそうだろうな。」
例えばさ、君はよくリビングや廊下でライフルを構えてるけど、その時の格好は?
「あぁ。見えてきた。少なくとも銃とアクセスしている部分だけでも(ゴーグルとかグローブとか?)実戦と近い状態でなければ、学習効果が低いのではないか、ってことか。」
おれも検証した訳じゃないから分からないけど、学習効果が低いどころか誤った学習がされちゃうんじゃないかと。フルフェイスのゴーグルをつけてスコープを覗く時の違和感を思うと、あながち的外れではないと思うんだな。グローブだって、銃にとってトリガータッチってすごく繊細なものでしょ?グローブの有無だって影響しないわけない。
「なるほどな。他にはどんな要素が考えられる?」
あとはストック基部の厚みかな。プレキャリ着ける人なんかは全くといっていいほど感覚は違う。まぁこれはスライドストックで対処するってもの1つかな、とは思うけど。
「さすがに家の中でプレキャリは抵抗あるもんな。ってかフルフェイスゴーグルの時点でだいぶ抵抗あるが。せめてグローブをして構えようかという気にはなった。」
地味なところではマガジンも大きいよ。機種にもよるけど200g以上重量がかわる。銃の重量バランスだって全然変わってしまう。
「射撃しないのに銃にマガジンを差すことに抵抗はあるが、確かに一理あるな。」
あ…。
「まだ何かあるか?」
いや、結局テクニックの話にならなかったなって思って。
「ほぼタイトル詐称だな。まぁ次回の“射撃姿勢”の話につながると思って頂こう。」
いつになるか分かんないけどね。